平成30年9月14日(金)、公益社団法人 日本精神科病院協会主催である
平成30年度精神科医療体制確保研修事業の研修報告会をおこないました。
*研修報告者:A2病棟 看護師 早川恵美
*研修内容:「精神科病院における安心・安全な医療を提供するための研修」
【講義内容】
・精神疾患と暴力の関連についての概論
・精神科病院における暴力対策の施策および暴力行為の実際、統計について
・精神科医療における暴力の法的な留意点
・認知症の暴力への介入方法について
・包括的暴力防止プログラムについて
今後、精神科医療の多様化と迅速な対応が求められる中、暴力に対する医療水準もますます
高く安全なものが求められているので、専門的な技術をもった職種育成が課題。
⇒一定の教育プログラム+CVPPP+臨床経験
【包括的暴力防止プログラム(CVPPP)】
・暴力は抑え込むのでなく、ケアするという姿勢が重要であり、常にパーソンセンタードに
考えることが重要。
・拘束的対応を少なくし、患者ー医療者間の関係を維持することが、暴力リスクの減少につながる。
・暴力マネジメントは、理論に基づいて自信をもって落ち着いておこなう必要がある。
・アセスメント、コミュ二ケーション、身体介入技法、振り返りと報告からなるCVPPPは、
包括的にマネジメントでき、多くの医療者の習得を推奨する。