平成29年10月10日(火)、院内研修ホールにて「医薬品安全使用研修会」がおこなわれました。
*講師:米澤 健薬剤師
*題目:「精神科治療薬の話題と減薬プロトコルについて」
今回、精神科での多剤併用・大量投与の歴史やその背景について話しがあり、
また、その使用での問題点についてや、近年、国からも向精神薬の減薬についての推奨が
されている事についてもわかりやすく説明をして頂きました。
【向精神薬の多剤併用・大量使用でのリスク】
・薬の副作用がある
・転倒のリスク⇒ADL(日常生活動作)へ悪影響を及ぼす
・薬剤で陽性症状(幻覚・妄想など)抑えられるが、陰性症状(興味・意欲の低下)
⇒退院・地域移行の困難化の一因となっている
今後、薬剤部でも減薬できるケースに関しては、「SCAP法による減薬・減量計画」を元に、
医師や看護師などと連携を図り、患者様の入院生活の質の向上のために努力していきたいと
思っております。